今更ながら昨年末のSEED DESTINY。

 昨年放映終了した『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、昨年末に新作カットを追加しクライマックスの総集編を放映されました。こちらでも最終回視聴後はhttp://d.hatena.ne.jp/MaxMixMaelstorm/20051001あたりでグダグダと書いたわけですが、まぁ最後の一言に反して結局「その後も描かれている」という言葉にむざむざ引き寄せられて見ました。
     やっぱりグダグダでした。
 とりあえず、DVDで追加されるってゆー50分が入るのかなーとちょっとだけ思いつつ、でもやっぱり入らなかったあたりは一瞬でも「DVD買わないと見れないなんてアコギだと反省したか」などと思ってしまった自分が甘かったわけですからどーでもいいですが、内容ももうちょっとなんとかならなかったのかと。
 つーかシン、キミ篭絡されてどーする
 以前の日記にも書きましたが、自分にとって居心地のいい理想を提示したデュランダル議長に依存したシンは、そこから独立するところまで描いてほしかったわけですよ。具体的に言うなら、議長の提示する未来を真っ向から対峙して否定して自らの足で歩み始めて欲しかったわけですよ。
 で、放映ではその役目を主人公*1に奪われ、依存することも独立することも出来ない状態で放り出されたのがダメだ、と書いたわけですが……追加放送で描かれたエピソードで、家族の眠る慰霊碑を訪れたシンは、周囲に花が植えてあったが戦乱でそれもなくなった、結局人間は戦争で失われるものを悼んだとしてもすぐまた戦争をしてしまうのがサガなのかな、と寂しさと諦観を含めて呟きます。それを聞いた主人公は大して主旨もない言葉(要約すると「それでもがんばろう」)をかけ、笑顔で握手を求めます。
 シンは戸惑いながらもその手を取ると、我知らず滂沱の涙を流し、周囲の人間もそれを笑顔で見守ります。
     ナニソレ。
 ダメじゃん! シン、それ議長から主人公に依存の相手を変えただけだよ! 主人公達に迎合するならするでそれでもいいからさ、せめて自分で否定するものと受け入れるものを考えて、その上で決め手から行動してよ!


 とまぁ、ここまで書いておいて気付いたわけですが……主人公としては不足もいいところなシンの扱いも、実は主人公に対するかませ犬ライバルとして考えれば、「Zガンダム」でのソレだったジェリドよりもよっぽど活躍しているんですよねーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 ワラエネェorz
 なにやら巷ではSEEDシリーズ第三作目の存在が噂される昨今、その続編ではもうちょっと彼に救いを(´・ω・`)
 この、不遇の主人公シン・アスカを応援したいと願うこの気持ち、これはきっと……


 ……判官びいき


 さてさて、「義経」放映年っぽいオチも付いたところで、陰鬱としたお話は以上。とゆーわけで次いってみよー。

*1:ツッコミ不可。