「トランスフォーマー」

 そして真打ちっ!
 実はトランスフォーマー自体にはそんなに詳しくありません。ちょろっとアニメをいくつか見たくらい。それも、全部見続けたヤツは1つか2つだったような。コンボイ司令とメガトロン、それからその周りの主要な数体くらいしか覚えてません。
 それでも、あの変形をフルCGで見れるなら、さぞかしスクリーン栄えするだろうなーと、楽しみにしていました。
 期待通り、いや、期待以上でした。
 アニメで見せた変形機構を越えた、まるで箱根細工を一瞬で組み上げるような複雑な変形とか、予想をはるかに超えた迫力です。
 あまりに複雑すぎて、スケルトンフレーム丸出しっぽく見えるのもご愛嬌。

 それに何より、人間に友好的な異星人メカでしかも変形ロボですよっ?!
 コレに萌えずして何に萌えろと?!


 ……もともと私のツボは、「仲良くしている」ことにあるようで。
 単純に仲間同士、家族、恋人なんかで仲良くしてるのももちろん好きですが、「本来は交わらないはずのもの」が友好的に接するシチェーションは激しくツボでして。
 というわけでもう一度言いましょう。
 

人間に友好的な異星人メカでしかも変形ロボですよっ?!
 コレに萌えずして何に萌えろと?!



 ストーリーは、わりと多重構造です。
 1、正体不明の敵に襲われ、壊滅する米軍基地。そこから生還すべく戦う、兵士の視点。
 2、その断片情報から敵を解明し、なおかつその潜入・ハッキングから情報を守ろうとする科学者視点。
 3、「敵」の求める、ストーリーの鍵を握る「キューブ」の位置の記された眼鏡を、それと知らず持つ少年の視点。

 コレに、サイバトロン、メガトロンたちが絡み合い、クライマックスシーンへと収束していくわけです。
 しかも、迫力のCG・斬新なカメラワーク・息もつかせぬアクションとつづくわけですからええ、 すいません見る順番間違えましたってか、おにぎり食べたあとカツ丼はまだしも、さらに肉厚重厚こってりステーキまで食べるのは無謀でした(大汗)
 最後の方、わりと気力振り絞ってみてましたよええ。


 それでもやっぱり、みてよかったです。


 ま、そんな感じです。